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1977(昭和52)年、青森県生まれ。3歳の頃から奥尻島の大自然の中で育つ。道立奥尻高等学校を卒業後、奥尻消防署の消防吏員を拝命する。5歳の時に日本海中部地震(1983、昭和58年)、15歳の時に北海道南西沖地震(1993、平成5年)による津波で被災した。消防士として働く傍ら、2004年のインドネシアのスマトラ島沖地震をきっかけに、2度の津波から命を守る迅速な行動で九死に一生を得た体験を基に語りべ活動を始め、国内外で講演を行う。メディアや国の広報誌などへの掲載は多数。2011年の東日本大震災を受けて結成された奥尻島津波語りべ隊の一員に。12年夏に被災体験を題材にした自作の紙芝居を完成させて、北海道の小中学校や東北の被災地などで披露する。語りべ活動に専念するため、18年務めた消防士を退職して16年4月に北海道栗山町に事務所を立ち上げ、全国各地を回りながら、講演や紙芝居の披露、ラジオ出演などを通して津波の教訓を伝えている。
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